書評:営業の聴く技術 SPIN
どうも、りゃまたんです。
今回の書評はこれ!
営業の「聴く技術」 新版―SPIN「4つの質問」「3つの説明」
- 作者: 古淵元龍,大堀滋
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/08/28
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
これまでの営業はいわゆる「御用聞き営業」で価格・おまけで勝負してたけど、
これからは、
Situation questions(状況質問)
Problem questions(問題質問)
Implication questions(示唆質問)
Need-payoff question(解決質問)
の4つのフレームワークを使って、営業することが大事だと説いている本です。
B2Cの営業ではともかく、B2Bの営業では、稟議書・決済方法など、商談に対して慎重になりがちで、スパンも長くなります。
そんな状況の中では、かつての御用聞き営業では太刀打ちすることは出来ません。
これからは、顧客の潜在ニーズを質問によって、あぶり出し、
自社商品のメリットを顧客の口から言ってもらうことで、
こちらから、売り込みをかけることなく、商談を成功させよう。
ということが書いています。(だいぶ端折りましたが)
知らない間に実践していましたが、改めて見える化されると、腹落ちする一冊です。
70/100点
営業の「聴く技術」 新版―SPIN「4つの質問」「3つの説明」
- 作者: 古淵元龍,大堀滋
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/08/28
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
書評:大切なことに気づく24の物語
どうもりゃまたんです。
今回はこれ
大切なことに気づく24の物語~読むだけで人生がうまくいく「心のサプリ」~
- 作者: 中山和義
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2007/07/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 7人 クリック: 29回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
鈴木秀子先生の話がマジで、傑作です。
僕も、この本で知ってから、たまに研修で話したりします。
他にも、研修やスピーチで使える話がいっぱいなので、是非ご賞味くださいw
大切なことに気づく24の物語~読むだけで人生がうまくいく「心のサプリ」~
- 作者: 中山和義
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2007/07/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 7人 クリック: 29回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
書評:すべての男は消耗品である
どうも、りゃまたんです。
今回の書評はこれ
いわゆる「男とは」系の本が大好きな僕にとって、このタイトルコピーはかなり衝撃的でした。
もちろん、即ポチ。
村上さんのスタンスとしては、
「男は女に比べて優れた部分があるけど、やっぱり最終的には女のほうが強いよね〜。それに男は勝てないよね〜」と若干フェミニストチックなスタンスが感じられます。
「かわいい女とかわいくない女の差は、父親の存在が重要である」とか、
「若くて、きれな女には絶対かなわない」とか、
「人妻を誘惑したりするのは嫌いだ」とか、
一見、カッコイイんやけど、どこか子供っぽさ(男の子っぽさ?)が見え隠れする村上さんの文体が非常に交換を持ちました。
75/100
書評:上司は思いつきでものを言う
どうも、りゃまたんです。
今回の書評はこれ
新入社員の時に(今もかなり若手やけど)、思い描いていた理想の上司像と、
現実の上司が全く違い困惑した時に読んだ本です。
現実の上司が悪いわけではなく、僕の理想が高すぎただけだと今は実感しています。
話の内容を要約すると、
・上司も只の人
・あなたの今いる場所は、上司のかつての生まれ故郷
・部下を育てるために、あえてその提言をしている
・上司に承認されないのは、あなたの親切心が足りないから
などに、集約できるでしょうか。
ついつい、新入社員時代は、
「うわ、社会人ってすげー!何でも出来るやん!かっけー!」
と憧れから入ってしまいがちです。
で、数ヶ月経つと、
「え、あれ、あの4月に憧れていた上司はどこに?え、どういうこと?」
という、理想を失い、どうしていいかわからない状況に陥りがちですが、「上司もかつては新入社員だった」という当たり前のことを理解することが、その状況に陥らない唯一の対抗策で、それに気づかせてくれた本であります。
70/100
書評:男は女で修行する
どうも、りゃまたんです。
今回はこれ
男は女で修行する。 ~ビジネス運を上げる60の法則~ (だいわ文庫)
- 作者: 中谷彰宏
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
大好きな中谷彰宏さんの本です。
中谷さんの本は、7割方読破しているので、(言い過ぎ?w)
内容としては、新たに紹介されているものはありませんでしたが、本文で響いた言葉を紹介していきます。
”女は断られることに強いです。男のほうが断られることに対して弱いのです。男は冗談交じりに誘います。この冗談交じりのところに、もうすでに気の弱さが出ています”p42
”仕事の出来る自信があったら、仕事の話はしないことです”p168
”次の朝、仕事が朝早い時にこそ、デートできる男がモテる”p174
などなど、中谷節炸裂で、グサッとココロに刺さる言葉が数多く紹介されています。
かっこいい男に共通しているのは、
「取り繕わないこと」「虚勢を張らないこと」だと感じます。
85/100
男は女で修行する。 ~ビジネス運を上げる60の法則~ (だいわ文庫)
- 作者: 中谷彰宏
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
書評:男の作法
どうも、りゃまたんです。
今回の書評はこれ!
僕はいわゆる、「男とはどうあるべきか」的な本が大好きで、
そのジャンルでこの本は第一位です(りゃまたん調べ)
ご存じの方も多いかと思いますが、
池波正太郎さんは、あの「鬼平犯科帳」とか「剣客商売」の著者の方です。
漫画を見ると分かるんですが、「義理」「人情」「一本筋」に溢れた主人公がかなり魅力的です。
で、そんな漫画を書く池波さん自身も、かなり「男」
中でも、「食事の仕方」がかなり参考になります。
”そばは、二口、三口かんでからのどにいれるのが一番うまい ” p50
"てんぷらは、親の敵にでも会ったように、揚げるそばからかぶりつく” p84
"ビールを注ぎ足すのは愚の骨頂”p176
他にも、刺し身の食べ方・寿司の食べ方など、かなり「かっこいい」食べ方が紹介されています。
他には、
”そりゃあ万年筆というのは、男が外へ出て持っている場合は、それは男の武器だからねえ。刀のようなものだからねえ”p90-91
って文章を読んだ時には、( ゚д゚)ハッ!とさせられましたw
フリクション使ってて、ごめんなさい、、
などなど、一見、どうでも見えるような仕草や所作でも、見る人が見れば、
「あ、コイツ分かってんな」となる男としての考え方や所作が満載です。
ちなみに、ある時若気の至りで、銀座の高い天ぷら屋さんにて、
池波さんの天ぷらのエピソードを親方に言うと、
「今でも、それを真似されて出すとすぐに食べられる方が多くいますよ」とのことでしたw
90/100点
マタハラ問題について考えてみる。
どうも、りゃまたんです。
最近、下記のニュースが話題になりました。
病院職員のマタハラで最高裁弁論 病院が敗訴の可能性も | 看護師のWebマガジン【ステキナース研究所】
概要としては、女性の妊娠・出産を理由とした不当な扱いに関する、いわゆるマタニティー・ハラスメント(マタハラ)が問題になるなか、病院職員の女性が病院を相手にマタハラを訴えた最高裁判所の弁論が開かれたって話です。
同意なしの妊娠降格違法 マタハラ訴訟で最高裁初判断:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)
で、結論としては女性側の勝訴で、妊娠を理由にした降格は不当、らしいです。
人事を扱っているコンサルタントとしては、かなりの若輩者ではありますが、
一応コメントをしておこうと思います。
・りゃまたん的には今回の最高裁の判決はマジで不当!
人事処遇の観点から言うと、妊娠したから、降格するっていうのは妥当な判断だと考えられます。
なぜなら、降格とはそもそも、本来与えられている役職もしくは資格を全うすることが出来ない状態にあるから起こる処遇だからです。
それが、妊娠にしろ、病気にしろ、どんあ理由であれその処遇にケチをつけてしまうと、人事制度自体が成立しません。
例えば、管理職の職位についている人が、アルツハイマーになってしまい、管理職の職務を全うできなくなった⇢降格ですよね?
ある程度の期間であれ、パフォーマンスが発揮出来ない状態が続くのであれば、それは降格にすべきだとりゃまたんは考えます。
と、ここまでは制度だけで考えた時の話。
でも実際は、
>第一小法廷は判決で「妊娠を理由とする降格は男女雇用均等法が原則、禁止する不利益な取り扱
>いに当たる」と指摘。明確な同意の条件として「事業主側が事前に適切に説明し、女性
>が降格によるメリットとデメリットを十分に理解して同意しているかが必要」と判断し
>た。
上記のように書かれているため、元々その女性と事業主側のコミュニケーション不足なんやろなあ、と推察されます。
制度だけでゴリ押ししちゃうから、こんな裁判になるまで(しかも最高裁まで)もつれちゃったんだろなあ、と感じます。
こういう事例があると、人事制度だけじゃあ、会社はマジで良くならへんと感じますね。
人事制度はあくまでツールで、その会社の問題を全て解決するものではないと痛感させられます。
あ、従業員の「ココロの拠り所」としての機能を果たすことも事実なので、軽視しているわけではないですよー!
とはいえ、今回の判決で事業主側が勝っちゃうと、女性団体とか少子化にさらなる影響が出てしまうんだろうなあ、だからこんな判決にしたのかも、、、と裏側も推測出来そうな裁判でしたね。
人事制度と教育をしっかりと連動させて、コミュニケーション不足を解消する解決策を提供できるコンサルタントで居たいと感じたニュースでした。
特に、医療関係のクライアントは、ほとんど人事・経営についての上層部と下層のコミュニケーション無いからね、、、
りゃまたん