書評:男の作法
どうも、りゃまたんです。
今回の書評はこれ!
僕はいわゆる、「男とはどうあるべきか」的な本が大好きで、
そのジャンルでこの本は第一位です(りゃまたん調べ)
ご存じの方も多いかと思いますが、
池波正太郎さんは、あの「鬼平犯科帳」とか「剣客商売」の著者の方です。
漫画を見ると分かるんですが、「義理」「人情」「一本筋」に溢れた主人公がかなり魅力的です。
で、そんな漫画を書く池波さん自身も、かなり「男」
中でも、「食事の仕方」がかなり参考になります。
”そばは、二口、三口かんでからのどにいれるのが一番うまい ” p50
"てんぷらは、親の敵にでも会ったように、揚げるそばからかぶりつく” p84
"ビールを注ぎ足すのは愚の骨頂”p176
他にも、刺し身の食べ方・寿司の食べ方など、かなり「かっこいい」食べ方が紹介されています。
他には、
”そりゃあ万年筆というのは、男が外へ出て持っている場合は、それは男の武器だからねえ。刀のようなものだからねえ”p90-91
って文章を読んだ時には、( ゚д゚)ハッ!とさせられましたw
フリクション使ってて、ごめんなさい、、
などなど、一見、どうでも見えるような仕草や所作でも、見る人が見れば、
「あ、コイツ分かってんな」となる男としての考え方や所作が満載です。
ちなみに、ある時若気の至りで、銀座の高い天ぷら屋さんにて、
池波さんの天ぷらのエピソードを親方に言うと、
「今でも、それを真似されて出すとすぐに食べられる方が多くいますよ」とのことでしたw
90/100点