書評:デキる部下だと期待したのに、なぜいつも裏切られるのか?
どうも、りゃまたんです。
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あるクライアントから、採用について
社長「りゃまたんさん、いっつもなー、イイと思った人に限って、実際合うとしょうもないやつばっかやねん、どうしたらええ?」
という質問がありました。
りゃ「いやね、社長、まずは社員がしょうもないって思ってる時点であんたの教育がなってないですよ。まずはその意識から変えましょうよ」
と、その場ではイイませんでしたが、その質問に答える際に役立った本です。
本書のキモとしては、
「目に見えている行動だけで、デキる部下だと判断していないか?」です。
例えば、
・考えを聞いた時に、言葉を開くまで時間がかかる
・上司から振られた仕事に即答でハイと言わない
・期日にいつもギリギリである
など、体育会系の上司が大嫌いであろう部下がいた場合、
あなたなら、どんな評価を下すでしょうか。
本書では、あくまで可能性ですが、
・考えを聞いた時に、言葉を開くまで時間がかかる
⇢しっかりと熟考し、考えをまとめ、上司の期待に応える返答を必死で考えている
・上司から振られた仕事に即答でハイと言わない
⇢与えられた仕事に対して、ちゃんと結果を出せるかどうかの葛藤を行っている
・期日にいつもギリギリである
⇢頂いた仕事の質を極限まで高めている
など、見えている現象だけではわからない、本人の内面の部分をしっかりと見極めましょうよ。と記しています。
ちなみに、冒頭の社長の場合、採用していたのが10割体育会系の学生でしたので、
見た目や返事はいいけど、実際には何も考えずに働いていた
という問題が明らかになりました笑
中小企業はこういう、「社長の好み」だけで、採用から戦略まで決まってしまうところが、面白い部分であり、課題ですww
総評 75/100点
りゃまたん